シドニー 光のページェント（２）
カウントダウンが終わっていきなり打ち上がった花火から、今年の花火大会は全力投球でした。いきなりフィナーレか、という感じでした。
それでも、春節の中国・大連の花火にはかないません。私は映像でしかみていませんが、打ち上がっていない空間がほとんどないのです。しかも、未明の４時くらいまで夜通し。こちらシドニーは１５分。今年のシドニーは、７台の台船。１０万発。北京では２年ほど前に爆竹の使用が解禁されて、売れた爆竹は６０万個とか。しかも、大連も北京も個人が打ち上げるのです。こちらシドニーの人出は、１５０万と発表されました。金融不安を伴った年明け。それだけに、庶民が余計に明るさや刺激を求めたのかも知れません。
花火の規模も凄いものでしたが、花火が終わった後のゴミの量には呆れました。６０数万トンのごみが、置き捨てにされました。エコ大国とか自認していながら、この姿はなんだ、と怒りすら湧いてきました。
２００５年度の環境省調査では、全国の政令指定都市で、市民一人あたりのごみ排出量が最も多いのは大阪市で、一日に１７１１㌘。広島市の１０００㌘や横浜市の１０７４㌘、名古屋市の１１４５㌘を大きくぬいていますが、あの日の夜のここは、そんなもんじゃありません。
掃除する人がくるんだろう・・・そんな感覚です。夜空をきれいにするなら、地上も頼むよ・君たち・・。
では、２００９年に入ったばかりのシドニーの花火をご覧下さい。
(2009.01.01 ｼﾄﾞﾆｰ･ﾎﾞｰｲ記)
